私はこうみえて(どうみえて?)ショパンのピアノ協奏曲が大好物であり、レコードやらCDやらいろんな音源を集めているのですが、その数うん百を超えており、天井にまで届くCDラックの半分がショパンのピアノ協奏曲で埋まってるという変態です。変態です。

一般的にショパンのピアノ協奏曲の定番といえば、ツィメルマンの弾き振りやアルゲリッチのショパコン実況録音なんかがありますが、今回は私が本気でオススメするものをご紹介しようと思っております。

まえおきとして
クラシックの音源をオススメする際に私が常々感じているのが、本や雑誌を見ても何でみんなメジャーレーベルのものばかりオススメするんでしょうかね。まあ、薦めても手に入らないんじゃ意味ないじゃんってのは分かります。逆に定番だからメジャーなんだよっていうのも何となく。ただやっぱりオススメしたいものの中には手に入りにくいものが含まれてても仕方ないと思うんですよね。

一応お断りしておきますと、私のオススメはそういうメジャー・マイナーに関わらずに選びます。もちろんメジャーな人をわざと避けることもしていません。あくまで自分の好みに正直に←、この原則だけは守ります。

ただし、古い録音と最近の録音は分けました。いわゆるヒストリカル系の録音は好みもありますので、演奏はともかく雑音NGって人多いと思うんです。なので今回はここ2〜30年内の録音から紹介することにします。(ヒストリカル系のものはまたそのうち・・)

あとランキング的なものもホントは好きじゃないんですけど、今回はあえて順位付けします。これは個人的な好みなので文句を言われてもお応えできません。

以上をふまえまして、私のオススメベスト3の発表です。

 

ショパンのピアノ協奏曲
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11
第1位
フランソワ・デュシャーブル(ピアノ)
ミッシェル・プラッソン(指揮)、トゥールーズ・キャピトール国立管弦楽団

この録音はとにかくバランスが良い。ピアノ、指揮、オケの三位一体とでもいいますか、協奏曲の醍醐味を凝縮したような1枚。ピアノの技術、オケの工夫とどれを取っても文句のつけようのない素晴らしい内容で、こういうのを奇跡的な出会いとでもいうんでしょうか。個性とかいろんなのを突き抜けてて、聴いた後うなります。

第2位
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)
グジェゴシュ・ ノヴァク(指揮)、シンフォニア・ヴァルソヴィア

オレイニチャクの老獪な妙技というか(失礼)、技術と芸術の高い融合とでも言いますか、そういうもので溢れています。オケのシンフォニア・ヴァルソヴィアは非常に素晴らしく、ショパンをやらせたら世界一のオケでしょう。ショパンへの理解度が一段レベルが違う。

第3位
ピオトル・パレチニ(ピアノ)
イェジー・マクシミウク(指揮)、シンフォニア・ヴァルソヴィア

いわゆるエキエル版による最初の録音になるのかな?パレチニはルービンシュタイン、アルゲリッチと並んでショパンのピアノ協奏曲を多く録音してる人です。演奏はとにかく楽しい。はっちゃけてます。エキエル版云々というより音楽を楽しむ気持ちみたいなものを感じて聴くとハッピーになれるかも。

 

ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 作品21
第1位
エヴァ・クピーク(ピアノ)
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)、ザールブリュッケン放送交響楽団
クピークのピアノ演奏は地味なんだけどスクロヴァチェフスキのショパン音楽への愛情が深く感じられ、トータルでバランスの良い内容になってます。第3楽章はオケをアレンジしてるので好みは分かれるかもですが、それをさっ引いても全体の完成度が高く、純粋に良い音楽に仕上がってる。

第2位
エマニュエル・アックス(ピアノ)
ユージン・オーマンディ(指揮)、フィラデルフィア管弦楽団
アックスはクライネフ、オルティスと並ぶ世界3大美音の持ち主の一人(と、私が勝手に呼んでいる)。この美音というのは持って生まれた才能みたいなもので、努力して出せるとかそういうんじゃありません。オーマンディ&フィラ管という手堅い伴奏をバックにアックスの美音をこれでもかってくらい堪能できる1枚。

第3位
中村紘子(ピアノ)
ギュンター・ピヒラー(指揮)、オーケストラ・アンサンブル金沢
ネットではどうもアンチ中村というかこの人を薦めると無条件で叩かれる風潮があるんでどうしようか迷ったんですが・・まあ一回聴いてみて下さいよ。ライブだと名盤もいろいろありますが、オケを向こうに回して堂々と渡り合うピアノは中村紘子の真骨頂。オーケストラ・アンサンブル金沢の出来も素晴らしいので食わず嫌いで聴かないのはホントもったいない。

 

参考資料:
Chopin PianoConcerto discography(管理人所有ディスクの一覧です)
kobakoshiブログ(管理人が以前書いた感想をアップしてます)
バカっ振り視聴記(こちらも同じ感想ですが、指揮者メインで書いてます)